放射線科・検査科
当院では、CT・X線検査、脳波・心電図などの生理検査と血液・尿・痰などの検体検査を行っています。
X線検査
主に頭部CT検査、胸部X線検査を行っています。
- (1)CT検査
- 最新の機器により脳、肺、その他の臓器の病的変化を検査します。 脳では萎縮、出血、血管の状態などを観察し、脳動脈硬化、出血や外傷、腫瘍などの有無を調べます。
- (2)単純X線検査
- 異常陰影の観察により合併症としての肺炎、結核、その他全身の撮影をします。
生理検査
患者さんに検査室まで来て頂いて検査します。
- (1)脳波検査
- 脳の電気的活動を記録するもので基礎波、突発波の観察、光刺激や過呼吸などの賦活による波形の変化を調べます。
- (2)心電図検査
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心臓が動くときに生じる電気的活動を波形として記録するものです。
不整脈、心臓の肥大、心筋梗塞、電解質の代謝異常などを判断することができます。
検体検査
患者さんから採取した血液、尿、便、喀痰等を検査材料として検査します。
- (1)一般検査(尿・便検査)
- 尿検査では、尿に排出される物質や細胞を調べる事で、腎臓や諸臓器の状態を観察します。
- (2)血液検査
- 赤血球や白血球などを調べる事で貧血がないか、細菌による炎症がないか、又白血病の疑いがないかを調べます。
- (3)生化学検査
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血液中には各種の酵素やホルモン、電解質など色々の化学物質が存在しています。
これらの物質は身体の臓器と深く関係しているので、これを測定することで各臓器や器官の状態を判断することができます。
また、薬物血中濃度を測定することで、患者さんに応じた薬物療法上の情報を提供します。
- (4)免疫血清学検査
- 血液型など生まれつき持っている物質(抗原)や肝炎ウィルス・梅毒感染などによって作られる物質(抗原)にそれぞれ対応する物質を反応させる(抗原抗体反応)ことにより血液型や感染の有無を調べます。
- (5)細菌検査
- 検査材料は主に喀痰、便、尿、血液などで、病原菌の種類や抗生物質の効き具合いを調べます。